正直シグナルの見本
こんにちは!世田谷のペットシッターこんどうです。
MIT(マサチューセッツ工科大学)のアレックス・ペントランド博士が、社会の中で無意識に行われる、人間の行動や他者とのコミュニケーションを、テクノロジーを使って研究していて、
「正直シグナル」と呼ばれていました。
動物の行動の研究でも言われています。
動物はシグナルでコミュニケーションをしますが、なかでもとくに興味深いのが、「正直シグナル」です。正直シグナルは、とても代償の大きい行動や、根本的な生理作用と直接結びついた行動で、偽りの入り込む余地がない、信頼できるものです。
この「正直シグナル」は「無意識なシグナル」のこと。私たちが、魅かれて癒される、動物の直感的な行動、しぐさは、これが基本なんですね。
現代社会は、本当にストレス多い!!ようするに、「偽りシグナル」に囲まれているんですよね。
私たちは、あまりそれに気づいていません。
でも、その影響はどの程度のものなのでしょうか。。
ある人が興味深いことを告白してくれた事がありました。人といるとき、その人は相手の発する言葉ではなく態度を見ていると。
動物的ですが、的を得ていて鋭い感覚。
この、人間も潜在的に持っている正直シグナルを、動物は素直に表現してくれる。これに、魅かれるのだと思う。見ていて、そつなく、無駄なく、シンプルで気持ちの良い行動の連続。
『サイエンス』誌の論文によると、複雑で情報過多な課題の解決には、無意識の「直感」に基づく思考のほうが、言語による意識的な思考よりも、効果的な場合が多かったそうです。効果的な意思決定を行うためには、うちの猫ちゃんならどうする?うちのワンコなら?と置き換えて、ひらめきの瞬間を追い求めるのが良い。
彼らは、「師」でも、ありますよ。
シートン動物記から
こんにちは! 世田谷のペットシッターこんどうです。小学生に時に読んだこの本を超える「心の感動」は、無いように思うのです。
「シートン動物記」の代表作の一つ、「狼王ロボ」のあらすじです。
ロボはニューメキシコで「魔物」とまで呼ばれていた巨大な狼で、牛を引きずるほどの力と、狼にはあるまじきレベルの知性を持っていました。
そのため農場の被害もケタ違いで、家畜だけでなく猟犬もたくさんの被害に遭遇、ハンターもお手上げ状態でした。
学術的な対策が必要と判断され、シートンの下へ「ロボを何とかしてください」という依頼が舞い込んできたのです。
しかし専門家の知識をもっても、ロボを捕えることはできず、しばらくの間追跡と観察を続けることになりました。
そして、あるとき「群れの中で、ロボが大切にしている狼がいる」ということに気付きます。
群れ唯一のメスの狼でした。白い毛色であることから「ブランカ」(スペイン語で「白」)と呼ばれていたそのメス狼は、ロボの伴侶だったのです。可愛い子供たちにも、恵まれていました。
シートンはブランカを捕らえればロボも捕まえられると判断し、その通りに罠を張りました。
ブランカは罠にかかると同時に絞め殺され、息絶えたブランカを見たロボは理性を失い、今まで簡単に回避してきた罠にかかってしまいます。
そして捕われの身となりましたが、与えられた餌や水には全く口をつけず、そのまま餓えて死んでしまうのです。
どうぞ、ご興味持たれた方は、読んでみてください。感動しますよ。
ヤマバトがやってきた
こんにちは!世田谷のペットシッターこんどうです。今日は、不思議なヤマバトの話です。
よく、私たちが目にするハトは「クックルー」と鳴くハト(ドバトと言われてる)と、「ぼぽっぽぽー」と地味に鳴くヤマバトです。
ヤマバトは地味であちこちで見かける鳥ですけど世界的には限られた地域にしか生息していない貴重な鳥なんだそうですよ。学名の「Streptoperia orientlis」は、「東洋のキジバト」という意味です。
中学生の時です。
学校から帰って2階の部屋にもどると、暗い部屋の机の上にチョコンとヤマバトがいました。空いている窓からはいったのでした。近づいても逃げなかったのです。私は、その子をそっと両手で掴みました。
その頃、私は畳2畳ほどもある大きな小屋を父に作ってもらいベランダにあったんですね。そこに、その子も入れたんです。
中には、たくさんの鳥さんがいました。インコ、文鳥、そして美しい白いハト(ドバト)。やがて、白いハトと地味なヤマバトさんは、巣作りして雛が誕生したんです。
ある日、台風が来て鳥小屋が傾いたとき、ハトたちは逃げてしまいました。父から聞きましたが白いハトは、元の飼い主のハト小屋に戻ったとか。。
ボンヤリした記憶。
普通なら近づくと逃げるハト。あんな不思議なことは、もう2度とありませんでした。
でもなぜ、捕まえられたんだろう?しかも、種類の違うカップルになったし。。
勇気あるヤマバトさんが、一目惚れした白いハトと一緒になりたかったんだろう。と、今では思ってます。(鳥の気持ち?)
私が鳥さんに魅かれるきっかけの話です。
「心」を感じた始めだったかも。