シートン動物記から
こんにちは! 世田谷のペットシッターこんどうです。小学生に時に読んだこの本を超える「心の感動」は、無いように思うのです。
「シートン動物記」の代表作の一つ、「狼王ロボ」のあらすじです。
ロボはニューメキシコで「魔物」とまで呼ばれていた巨大な狼で、牛を引きずるほどの力と、狼にはあるまじきレベルの知性を持っていました。
そのため農場の被害もケタ違いで、家畜だけでなく猟犬もたくさんの被害に遭遇、ハンターもお手上げ状態でした。
学術的な対策が必要と判断され、シートンの下へ「ロボを何とかしてください」という依頼が舞い込んできたのです。
しかし専門家の知識をもっても、ロボを捕えることはできず、しばらくの間追跡と観察を続けることになりました。
そして、あるとき「群れの中で、ロボが大切にしている狼がいる」ということに気付きます。
群れ唯一のメスの狼でした。白い毛色であることから「ブランカ」(スペイン語で「白」)と呼ばれていたそのメス狼は、ロボの伴侶だったのです。可愛い子供たちにも、恵まれていました。
シートンはブランカを捕らえればロボも捕まえられると判断し、その通りに罠を張りました。
ブランカは罠にかかると同時に絞め殺され、息絶えたブランカを見たロボは理性を失い、今まで簡単に回避してきた罠にかかってしまいます。
そして捕われの身となりましたが、与えられた餌や水には全く口をつけず、そのまま餓えて死んでしまうのです。
どうぞ、ご興味持たれた方は、読んでみてください。感動しますよ。