シッターの徒然草(その2)

こんにちは!世田谷区のペットシッターこんどうです。

今年は本当に飼い主さんから、いろいろなお土産や美味しいものを頂戴しました。感謝、感謝です。
バームクーヘン、クッキー、おせんべい、チョコ、プリン、りんご、ポン酢、この前はロクシタンのハンドクリームをたくさん。使わせていただいてます。

シッターは、お家にうかがうので信頼関係がとても大切なんですね。本当に、注意してお世話をします。
元気に「お帰り!」と、ペットちゃん達がお迎えできるようにと、色々考えて、たのしく過ごすようにしていますよ。

でも、そうこうするうちに、飼い主さんとも随分と仲良くなってしまいます。ペットちゃんの話題を交える会話は、なかなか楽しんです。しかも、みなさん我が子として可愛がっているので、こんな仕草をした。とか、こんなポーズした。とかで、「そうそう!」とか盛り上がります。

わたしも、できる事ならなるべく長くいてあげたいなぁと、思う寂しがり屋さん。雨が止んでお散歩に良さそうで、行ってあげたいなぁと、思うお散歩好きさん。
クラシックなんか聴いていると、「あ、あの子のイメーシの曲!」なんて思う事もあります。

最近は、高齢なワンコ、猫ちゃんがとても増えましたね。15年も一緒にいると、もう肉親ですね。日本語もよく理解しています。目つきも、なんだか人間くさくて。
つい、ぐちぐちと話しかけでいる私。神妙な顔してきいてくれる子もいます。

最近、めっきり連絡がないなぁ。と思う、会いたい子もいますが、不思議とご依頼がはいったりして張り切る私です。写真を見ると、その時の事がよく思い出されるんですね。こうなると、人間も動物も関係ありませんね。

なんだか、楽しい仕事です。よく、うちの食いしん坊のクマに、「楽しそうだねー」なんて言われてます。

 

 

セルちゃんの物語

こんにちは!世田谷区のペットシッターこんどうです。

飼い主さんがあたらしく迎えた子猫ちゃんが、とても悲しかったセルちゃん。すんでのところで、セルちゃんは、命を落としそうになりました。

今年の元旦に病院に緊急入院してから、半年。本当に元気になりましたよ!
見た目は、ちょっと地味で15歳の高齢猫です。でも、心は繊細で、いい子なんです。

あれから、飼い主さんはセルちゃんをとても大切にしていました。レトルトも食べやすいスープ中心で、美味しいチュールも初トライ。今では、大好きです。肌寒い日は、ちゃんとデリンギがついていました。
この前は、どうもトイレの横にお漏らししてしまうとのご相談を受けて、ふたをとってしまいました。快適そうですよ。

でも、飼い主さんは、どうも子猫ちゃんが忘れられないようでした。
ある日、子猫ちゃんのブリーダーさんから、私に連絡が。どうもまた子猫のご依頼をうけたようなんです。
ブリーダーさんも私も、セルちゃんのことを思うと、子猫を飼うことは反対でした。

言葉は話せなくても、セルちゃんの気持ちはよくわかるんです。飼い主さんには内緒でしたが、二人で意見は一致していて、とにかくやんわりと説得です。
この前、やっと気持ちが切り替わってくれました。

うかがうと、セルちゃんは毛をすいてもらって、さっぱりしていました。いつもお気に入りの猫タワーからほとんど動かないのですが、クッションが嫌いなセルちゃん。
硬いので足がしびれるみたいなんです。この前試しに、うちにあったものを敷いてみました。

飼い主さんから写真がきました。なんと、クッションの上で気持ちよさそうにねているセルちゃん。なんだか、泣けそうになってしまいました。


わたしがうかがうと、こっそり玄関に行って私の靴にスリスリしてくれていました。シャイなセルちゃんです。

シッターの徒然草(その1)

こんにちは!世田谷区のペットシッターこんどうです。

早くも今年も6月。あっという間ですね。シッター業ももう3年。独立して1年少しです。はじめは、不安いっぱいでしたがフタを開けると、たくさんの飼い主さんと出会い、今ではたくさんの仲良しな方も増えました。いい人が多くて、幸せ者です。ありがとうございます。

このところ、ちょっと一服しています。早朝の散歩がないんですね。でも、なんだか早起きしてしまうので、朝からお風呂に入ったりしてます。(瀬戸寂聴さんみたい)


それでも、時間のある日は優雅にバッハなんか聴いて朝食。さらに時間があると、ほとんど着なくなったワンピースを引っ張り出してみて、高島屋デパートに。

でも、実はちょっと気分が落ち込んでたんですねー。目的なくデパートをブラブラすると、いらない物をつい買うし、結局はTSUTAYAなんかで本を読んで、ドンクでパン買って帰ります。でも、あー疲れた。


いつもなら、サクサク掃除したり食事作ったり、花を生けたりして充実したるのに、変なんです。

車を運転すると、246通りに出るところで、前の車が交差点の中で止まっています。いつもなら、辛抱強く待っているのにすごく腹が立って「ブーブー」とクラクション。運転してるのは「おばさん」です。「ああー、やっぱりね。ずうずうしい!」なんて考えて、実は自分もおばさんなのに。

でも、ふと気がつきました。「こういう気分の落ち込みは、誰でもあるだろうな。」という事と、「自分はきっと今までもたくさんこういう、バイオリズム波の中にいたんだ。」という事に。

気分が乗らない日は、おとなしく家にいよう。そういう日も、よしとしよう。グータラの日は、それがベスト。大ちゃんが、チュチュと鳴きながら、肩に乗ってなぐさめてくれてましたよ。