セルちゃんの物語

こんにちは!世田谷区のペットシッターこんどうです。

飼い主さんがあたらしく迎えた子猫ちゃんが、とても悲しかったセルちゃん。すんでのところで、セルちゃんは、命を落としそうになりました。

今年の元旦に病院に緊急入院してから、半年。本当に元気になりましたよ!
見た目は、ちょっと地味で15歳の高齢猫です。でも、心は繊細で、いい子なんです。

あれから、飼い主さんはセルちゃんをとても大切にしていました。レトルトも食べやすいスープ中心で、美味しいチュールも初トライ。今では、大好きです。肌寒い日は、ちゃんとデリンギがついていました。
この前は、どうもトイレの横にお漏らししてしまうとのご相談を受けて、ふたをとってしまいました。快適そうですよ。

でも、飼い主さんは、どうも子猫ちゃんが忘れられないようでした。
ある日、子猫ちゃんのブリーダーさんから、私に連絡が。どうもまた子猫のご依頼をうけたようなんです。
ブリーダーさんも私も、セルちゃんのことを思うと、子猫を飼うことは反対でした。

言葉は話せなくても、セルちゃんの気持ちはよくわかるんです。飼い主さんには内緒でしたが、二人で意見は一致していて、とにかくやんわりと説得です。
この前、やっと気持ちが切り替わってくれました。

うかがうと、セルちゃんは毛をすいてもらって、さっぱりしていました。いつもお気に入りの猫タワーからほとんど動かないのですが、クッションが嫌いなセルちゃん。
硬いので足がしびれるみたいなんです。この前試しに、うちにあったものを敷いてみました。

飼い主さんから写真がきました。なんと、クッションの上で気持ちよさそうにねているセルちゃん。なんだか、泣けそうになってしまいました。


わたしがうかがうと、こっそり玄関に行って私の靴にスリスリしてくれていました。シャイなセルちゃんです。

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