ワンコの幼稚園
こんにちは!世田谷区のペットシッターこんどうです。
シッタースクールでは、犬の幼稚園での研修もありました。何をしているんだろうと、興味津々。
見学に行くと、1匹づつほとんとのワンコがクレートの中にいました。しかも、暗くするためにタオルをかけてあるんです。
静かでした。
最近は「犬の問題行動・犬の社会化」などど、よく耳にするようになりました。
問題行動とは、ワンコが人間社会のルールやマナーを知らないため、ワンコ自身が知っている行動をとっているのですが、それは
①甘噛み ②飛びつき ③要求吠え ④くわえたものを離さない ⑤物や場所を守る
などです。
狭いクレートのなかに、驚くほど大きい子も大人しくしてるんです。しかも、3時間くらいだそうです。わー、可哀想だなぁ。と思ってのですが、案外ワンコたちは平気でした。そのかわり、お散歩やお遊び時間は嬉しそうにしています。
これは、災害時の対策でもあるそうなんです。クレートで大人しく出来る子でないと、長時間の移動や救済時に困るし、フードも色々と注文が多いとダメなんだそうです。災害時、動物は一定の場所に集められますから、そんな時本人が強いストレスを受けないようにしないといけないですよね。
社会化トレーニングには、下記がありました。
①人に慣らすこと・・飼い始めの1か月の間に、できるだけ多くのタイプの人と触れ合わせること。幼児から老人、ヒゲの人、制服の人、自転車に乗った人、スケボーに乗った人。
②音に慣らす・・掃除機、チャイム、自転車、
③外に慣らす・・家の周囲、交差点、商店街、駅前。
④犬に慣らす・・まず2匹から
⑤ブラッシング、ドライヤーに慣らす
⑥触られる事に慣らす
その他、首輪をつかまれる、トリミング台にならす、口をこじ開けられる事、マズルをつかまれる事などなどです。
幼稚園には、結構1か月ほとんど来てる(!)常連さんもいましたが、本当にみんないいエネルギーでした。お散歩に出ても、お家でも安心ですよね。
シッターに行くと、正反対の子もいますが、トレーナーではないので訓練や矯正はしません。ただ、本人が満足してどこも怪我のないように過ごします。
まあ、たまには慣れてきた子には「こら!ノーよ!」と言います。神妙な顔してますけどね。もちろん、仲良しの子に限ります。多少は、上記の社会化トレーニングを意識しています。