こんにちは!世田谷のペットシッターこんどうです。
この前、南極北極で繁殖する生き物たちの番組をみて、いたく感動しました。
人間が入り込めないこの極地。ここで、大切でダイナミックな営みがくりかえされているんですね。
北極はシロクマ、アザラシ、南極にはペンギン、わたり鳥の、種によってはその9割が子育てに集結するのです。
わたり鳥は、大きく夏鳥・冬鳥・旅鳥に分けられます。夏鳥は、南の国から渡ってきて日本で子育てするツバメ。冬鳥は、北の国から渡ってきて冬が終わると子育てのため、北国にもどるオオハクチョウ。旅鳥は、渡りの移動の途中に日本を通過して行くシギなどです。
そして渡り鳥の中で、北極から南極へ渡る渡り鳥、キョクアジサシの話を初めて知りました。このキョクアジサシは、カモメ科で魚のアジなど食べるから、アジサシと名がついたようです。とても驚異的な鳥なんです。
夏の北極で繁殖し、毎年南極へ行って、また帰ってくると云う。4万キロの旅、往復8万キロの旅を繰り返します。寿命は、約30年もあるんです。ちなみに、日本で人気のツバメの寿命は1年半ほどです。
このキョクアジサシは、この地球を移動することそのものが生きることなのですね。そして、この鳥は「一年中冬の来ない暖かい“夏”」を求め、一生を”白夜の楽園”だけで過ごす鳥です。
ペンギンと共に同じ繁殖地(コロニー)で過ごし、ペンギンの卵をねらいます。
したたかで、たくましい。
鳥が海を渡る。よくよく考えると実に感動します。